「い」から始まる用語一覧
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インターネット開通工事(いんたーねっとかいつうこうじ)
インターネット開通工事とは、電柱から光ケーブルを家の中に引き込む光回線に代表される、屋内でインターネットを利用できるようにする工事を指す。
戸建の場合は、既に設置されている電話線、もしくは光回線用の配管を使用する方法か、エアコン用に設けられた通気口にケーブルを通す方法になる。集合住宅の場合は共有部分に設置された回線を利用し、それぞれの部屋に引き込む方法が採用される。
住宅内では、光コンセントとホームゲートウェイまたはONU(光回線終端装置)を接続後、インターネットが使用可能となる。光コンセントには壁に設置する一体型タイプと、壁からケーブルを出した状態で接続する分離タイプがある。
工事の際は、壁に穴を開けたり、家具の位置を変更する場合があるため、基本的に住居人の立ち会いが必要である。
インターネット完備(いんたーねっとかんび)
インターネット完備とは、アパートやマンション側がすでにプロバイダ契約まで済ませており、入居してすぐにインターネットを利用できる賃貸物件を指す。家賃にインターネットの利用料金が上乗せされているので、プロバイダの契約や設定など煩雑な手続きをせず入居してすぐにインターネットを利用することができる。
一方で、プロバイダを指定することができないので、今まで使っていたプロバイダメールアドレスが使えなくなる。
インターネット対応(いんたーねっとたいおう)
インターネット対応とは、インターネットの専用回線工事が建物の共用スペースまで完了している状態を指す。
全戸にインターネット回線が引き込まれておらず、入居者がプロバイダを選んで、契約を行う必要がある。自室への配線引き込み工事の手配が必要な場合もあり、工事費用も発生する。一方、インターネット完備の場合は、回線の引き込み及びプロバイダとの契約が既に済んでいることを指す。
インターネット無料(いんたーねっとむりょう)
インターネット無料とは、賃貸住宅において入居者のインターネット利用料が無料になっている物件を指す。
通常個人でインターネット回線を契約すると月々の利用料を支払わなければならないが、インターネット無料物件であれば契約する必要がなく、端末さえあれば入居後すぐにインターネットを利用できるようになる。
インターフォン(いんたーふぉん)
インターフォンとは、公共施設や住宅などに設置されている、構内専用で使用する電話のことを指す。
インターフォンは主に、住宅用と業務用に分けられる。住宅用インターフォンは玄関に子機を、室内に親機を設置し、玄関子機からインターフォン親機を介して通話する。カメラが内蔵されたものを使用すると、室内にいながら玄関先の相手を確認できるため、防犯面でも優れている。業務用インターフォンは設備保守に使用される保守用、IPシステム導入により、広範囲を見渡せるシステムを完備している。病院で使用されているナースコールも業務用のインターフォンとされる。
インターロッキング(いんたーろっきんぐ)
インターロッキングとは、コンクリートブロックをかみ合わせるように敷き詰める舗装方法を指す。使用する材料は「インターロッキングブロック」と言う。
連結したブロックのすき間を埋める目地砂によって過重を分散する効果があるため、自動車などの重量物が上を通っても損傷しにくく、レンガより耐久性が高い。透水性、遮熱性を高めたタイプもある。主に道路や歩道、公共スペースなどに利用されているが、住宅の庭、玄関アプローチ、駐車スペースなど、エクステリアにも採用されるようになっている。
インターロッキングブロック(いんたーろっきんぐぶろっく)
インターロッキングブロックとは、道路を舗装するコンクリートのブロックを指す。
インターロッキングは噛み合わせるという意味で、ブロックとブロックの間に細かい砂を入れ込み、噛み合わせることで、道路にかかる荷重を分散している。
雨水が地面にしみ込みやすく、都市型水害や地盤沈下を緩和する効果がある。インターロッキングブロック舗装技術協会では「エコロジカルな舗装材料」と謳っている。
形状や色は様々で、道や公園、建築外構など幅広い場所で使われている。
インダストリアルデザイン(いんだすとりあるでざいん)
インダストリアルデザインとは、工業的な生産手段によって生産される製品において、使いやすさなど人間に適合するよう設計されたデザインを指す。英語の頭文字をとって、IDという略称で紹介される場合もある。インダストリアルデザインは、家庭用生活用品・家庭用電化製品・医療機器・移動機器などが含まれる。住宅においては、照明器具などの家具や住宅のデザインなどで採用されている。
インテグラル錠(いんてぐらるじょう)
インテグラル錠とは、昭和30年代に作られたドアノブに鍵穴が付いたタイプの錠前を指す。
築年数の古いアパートでは玄関ドアによく見られるタイプで、鍵穴がドアノブにあり、フロントを見るとラッチボルトとデッドボルトが付いているのが特徴である。
現在もインテグラル錠は販売されているが、室内用の錠前として販売されているケースがほとんどである。空き巣や不法侵入などの被害を防ぐには役割が脆弱なため、玄関ドアなどには使われていない。
インテリアデザイン(いんてりあでざいん)
インテリアデザインとは、主に建物の室内空間に合わせて、家具などの調度品、カーテンや照明、絵画や置物などの装飾類を選定し、配置計画を立てることを指す。
対象は、住宅やホテル、商業施設などのインテリアが一般的だが、鉄道や船舶などの内部空間も含む。建物の内装仕上げの素材や色決めまでは建築士の領域だが、インテリアデザイナーがインテリアの雰囲気や色調に合わせて壁紙の色や柄、建具の把手のデザインを行うケースもある。予算内で効果的な演出をするためには、デザイン知識だけでなく、コスト計算の能力も必要とされる。
インナーシティ問題(いんなーしてぃもんだい)
インナーシティ問題とは、都市の拡大過程において、都心周辺の地域が衰退・荒廃し、地域社会としての運営が困難になることを指す。少子高齢化・建物の老朽化などの住宅環境の悪化・人口減少などが原因とされる。ほかにも、住環境の良い郊外へ経済的に豊かな層が流出し、夜間人口の減少につながることも同様の問題としてあげられる。
インナー錠(いんなーじょう)
インナー錠とは、主にサムターン回しによる外部からの不正解錠を防ぐために取り付ける、室内ドア用の錠前を指す。
サムターンとは室内側のドアに設置された施錠・解錠を行うためのつまみのことで、不法侵入者などがドアの外側からサムターンを回して不正解錠することをサムターン回しという。インナー錠は、サムターン位置にシリンダー錠の鍵穴を取り付け、鍵や鍵代わりのキャップなどを差し込まないと解錠できない仕組みにすることで、サムターン回しを防止する。防犯対策としてだけでなく、子どもの飛び出し防止や認知症の徘徊防止対策にも利用されることがある。
インナーテラス(いんなーてらす)
インナーテラスとは、家と隣接した半屋外の空間にあるテラスを指す。
周囲がガラスなどで囲まれて屋根がある構造となっている。新築時に設置する方法と、後から増築するか、既にあるスペースをインナーテラスにリノベーションする方法がある。光や風は通すが雨は通さない構造なので、洗濯物を干したり、趣味のスペースとして活用したりすることもできる。つまりテラスの解放感があるのに、天候に左右されずに利用できる点である。設置する方角やテラスの大きさによっては、隣接する部屋への光が遮られてしまう可能性もあるので、増築する際には日当たりも考慮する必要がある。
インナーバルコニー(いんなーばるこにー)
インナーバルコニーとは、建物の内側に引っ込んでいる屋根付きのバルコニーを指す。
インナーバルコニーを設置することで、室内と外がつながる開放的な空間をつくることができる。屋根を設けているため天候に左右されにくいため、セカンドリビングとして利用できたり、洗濯ものを干す場所としても便利である。インナーバルコニーは一定の要件に合致すると、容積率の算出において床面積に算入される。
インバーター蛍光灯(いんばーたーけいこうとう)
インバーター蛍光灯とは、電子安定器(インバーター)を用いて、受け取った電圧よりも高い周波の電圧を発生させて点灯する方式の蛍光灯を指す。以前普及していた、グロースターターという点灯管を使用するグロースターター蛍光灯に比べて同じ消費電力でもより明るい光を発することができ、光のチラつきも少ないのが特徴である。
陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)
陰陽五行説とは、陰陽説と五行説を融合した中国思想を指す。
陰陽説は、万物は陰と陽という対立した要素でできているという考え方である。例えば男が陽で女が陰、奇数が陽で偶数が陰と分類される。
五行説は、万物は木、火、土、金、水の5つの要素でできているという考え方である。この5要素が循環することでさまざまな現象が起こるとされる。5要素には青、赤、黄、白、黒の色が割り当てられており、地鎮祭に使う5色旗の基となっているといわれている。