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「ま」から始まる用語一覧

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  • マコレ(まこれ)
    マコレとは、西アフリカの熱帯雨林地域に分布するアカテツ科の広葉樹を指す。強度や耐久性が高く、シロアリの害にも強い。仕上げ面に光沢が出るのも特徴である。家具材やドア、壁パネル、スライスドベニヤなどの建材として使用される。 辺材は白または淡桃色、心材は桃褐色または赤褐色で境界ははっきりしている。心材に特殊な杢が出ることがあり、高級家具の装飾などに使用される。鉄と反応し青色のしみがでることがあるため、組み合わせての使用は避けた方がよいとされる。
  • 真砂土(まさど)
    真砂土とは、墓石等に使用されている花崗岩が風化して生成された砂を指す。主な使い道として、住宅地の造成や庭の整地、道路工事などの埋め戻し材、舗装に利用される。自然のものは薄い茶色だが、装飾用に赤、白、青、黄などに色づけされたものも商品化されている。防草効果があるため、道路の植樹帯にも利用されているが、水はけが悪く、植物が育ちにくいという一面もある。
  • 柾目(まさめ)
    柾目とは、年輪にほぼ直角で挽いた時に現れる縦縞の木目を指す。 木目が規則正しく平行に並ぶため、反りや収縮などの狂いが出にくい特長を持つ。その木目の美しさにより、日本家屋の床の間や天井、鴨居、敷居、長押などの仕上げ材として活用されている。柾目の美しい木目は、丸太の中心に向かって製材することで生み出せる。
  • 柾目挽き(まさめびき)
    柾目挽きとは、原木の樹心またはその近くを通るように鋸を入れて、柾目材をつくる挽き方を指す。 柾目とは、木の年輪にほぼ直角になるように縦に切った時に、年輪がまっすぐに現れる縦縞模様の木目である。柾目挽きは、その柾目の美しさを引き出すために使用される。その木目の美しさから、床の間や天井、鴨居などの仕上げ材に用いられる。また、性能の面では、収縮や反りなどが小さいという特徴がある。
  • 間仕切り(まじきり)
    間仕切りとは、建築物の内部空間を仕切ることを指す。間仕切りを行う壁のことを間仕切り壁といい、外部と内部とを仕切る外壁とは区別して使われる。外壁のような耐震性や強度が求められないため、石膏ボードやベニヤ板などの素材が用いられることもある。形状もさまざまで、壁のような固定式のものもあれば、カーテンや障子、アコーディオン式の仕切りなど、可動式の間仕切りが活用されることもある。可動式の間仕切りは、壁の間仕切りに比べると遮音性や断熱性に乏しくはなるが、間仕切りの位置変更や撤去などの可変性が高くなるという特徴を持つ。
  • 間仕切錠(まじきりじょう)
    間仕切錠とは、ロック機能はついているが、鍵穴はなく内側からのみ解錠が可能な錠前を指す。 ロック状態か解錠状態かを示す表示窓はドアの内側に取り付けられている。住宅では、トイレや寝室、お風呂場などの個室に取り付けていることが多い。室内で使われている錠前はいくつか種類があるが、外側から鍵がかかっているかどうかを知られたくない場所で間仕切錠は活躍する。
  • 枡組み障子(ますぐみしょうじ)
    枡組み障子とは、縦横同じ比率で組まれた正方形の組子を並べた障子を指す。荒組み障子の一種であり、障子の定番デザインとしても知られている。基本的にはたてごと呼ばれる縦枠が5本、よこごと呼ばれる横枠が11本で構成されているのが特徴となっている。多くの場合、家庭の寝室や居間に通じる和室の間仕切りとして使用される。窓用の障子として使われることもあり、下部に窓がついたタイプもある。枡組み障子は、あくまでも障子の組子が正方形に組まれているものを指し、枠組みの材質は問わない。
  • マスコンクリート(ますこんくりーと)
    マスコンクリートとは、コンクリートの一種で、質量や体積の大きいコンクリートのことを指す。ダムをはじめとした大規模な建造物を建設する際に用いられる。コンクリート標準示方書では、おおよその目安として、広がりのあるスラブについては厚さ80~100cm以上、下端が拘束された壁では厚さ50cm以上のコンクリート、と示されている。分厚いため表面と内部の温度差によって生じるひび割れが起こることが多く、特定の場所にひび割れが集中するようなつくりにする、小さなひび割れが起きても、構造上問題のないつくりにする、温度が上昇しにくい環境をつくるなどの対策が必要になる。
  • マスターキー(ますたーきー)
    マスターキーとは、1つの鍵で複数の錠前をすべて開けられる鍵を指す。 同一建物内、あるいは同一フロア内のすべてのドアといった特定のマスターグループの開錠が可能で、賃貸住宅では大家や管理人が保管する。 鍵は内部のシリンダーと鍵山が合致していなければ開かない仕組みだが、マスターキーはすべてのシリンダーに対応する鍵山を持つように作られている。火災などの緊急事態や、居住者が鍵をなくしたときなどに、マスターキーがあると便利である。マスターキーを組み合わせたキーシステムはマスターキーシステムと呼ばれる。また、マンションでは各部屋の鍵で共有部分の鍵を開けられるが、このキーシステムを逆マスターキーシステムという。
  • マスターキーシステム(ますたーきーしすてむ)
    マスターキーシステムとは、複数の錠をひとつの鍵で開けられるシステムのことを指す。 あるグループの錠すべてを開けられる鍵をマスターキーまたは親鍵、マスターキーに対応しているひとつの鍵しか開けられないものを子鍵と呼ぶ。マスターキーシステムには複数のグループがあり、さらにすべてのグループの錠に対応している鍵を作ることをグランドマスターキーシステムと呼ぶ。
  • まちづくり条例(まちづくりじょうれい)
    まちづくり条例とは、市町村や都道府県といった地方自治体が都市計画の基本方針として定めた条例を指す。まちづくり条例という名称は総称であり自治体によって異なる。条例に絶対的な定義がないため自治体で大きく違いがあるが基本的にはその土地が元から持っている良さを活かしつつ、さらに住みやすい街になるように進めていくという内容である。また条例の中では、行政だけが動くのではなく、市民、行政、事業者といった街にかかわるすべての人がともに積極的に参加できるように作られている。主な内容としてはその地域の課題やその対応方法、どんな街にしていきたいか、住民や行政などそれぞれが担う役割などが書かれている。例として平成12年7月1日に制定された金沢市まちづくり条例や、平成10年4月1日から施行された福岡県福祉のまちづくり条例などがある。
  • 町屋(まちや)
    町屋とは、商人が多く住んでいる都市部や宿場町などに存在する都市型住宅を指す。 通りに面して建てられた木造軸組工法で、商人や職人の店舗兼住宅として建てられた。日本の伝統的な町屋は、江戸時代には城下町を中心に多く見られたが、高度経済成長のバブル期以降には減少の一途をたどっている。町屋をリノベーションすることで自由な間取りを実現することができたり、家そのものにアンティーク感があるので、経年美を味わうことができたりなどメリットもある。有名な町屋が多くある京都では、町屋を保全する条例を制定し、古き良き町屋による町並みを保全することに注力している。
  • マッサージチェア(まっさーじちぇあ)
    マッサージチェアとは、体をもみほぐす機能を持つ機械を指す。 全身のマッサージに対応している機種から、骨盤や脚、腰など部分的なマッサージに対応している機種まで、さまざまである。もみ玉が設置されており、数や大きさによってもみ心地が異なり、もみ玉の数が多いほど、きめ細かに動かすことができる。 通常の家具と比較すると大型なので、購入する際は、搬入経路や設置後の部屋の広さを意識したサイズ選びが必要である。
  • マッシュルームピン(まっしゅるーむぴん)
    マッシュルームピンとは、ピンの形を従来の円筒形から丸みを帯びた形にすることで、ピンの高さをピックで揃えにくくし、ピッキングがしづらい構造にしたアンチピッキングピンを指す。シリンダー錠には外筒と中筒があり、その境目を通貫する形で複数の円柱状の穴が空いており、この穴に仕込まれているキーのデコボコに合わせて長さの異なる円柱状の部品のことをピンと呼ぶ。ピンシリンダー錠の上ピンまたは下ピンに採用することで、ピッキングによる空き巣被害の対策になる。
  • マット釉タイル(まっとゆうたいる)
    マット釉タイルとは、ツヤを抑えてマットに仕上げた施釉タイルを指す。 ツヤ消し効果のある釉薬をタイルの表面に塗り、焼き上げることで表面に光沢のない不透明なマット釉タイルが作られる。これには微細な結晶や気泡を生じるようにした釉や、半融状になるよう調合された釉が使用され、結晶化した成分が表面で光を乱反射することでタイルが不透明となる。 釉薬が塗られた施釉タイルは、焼成することでガラス化するため、汚れや水を弾き、割れにくく丈夫である。
  • マットレス(まっとれす)
    マットレスとは、ベッドの上や敷き布団の下に置いて使用する寝具を指す。 弾力性や復元性があるため、身体にかかる圧を分散してくれる役割がある。また、通気性がよいため、布団のように頻繁に干す必要がない。基本的には敷いたままにしておけるため、毎日片付ける手間を省くことができる。なお、布団の下に敷くマットレスは、折って畳むことができるタイプもある。 近年では機能的なマットレスも多く、低反発タイプ・高反発タイプなど好みや目的に合わせて選ぶことができる。
  • (まど)
    窓とは、通風や眺望・採光のために人の出入りがない開口部に設置される、はめ込み型の建具を指す。風通しや断熱性など、室内の快適性を担う役割をもつ。主に部屋や廊下の外壁部分や屋根に設置されることが多いが、自動車などの車両や飛行機の機体にも設けられる。ステンドグラスのように、高度に装飾された窓もあり、くり出し窓・腰高窓・高窓・出窓・天窓・掃き出し窓・はめ殺し窓など、さまざまな種類が存在する。
  • 窓先空地(まどさきくうち)
    窓先空地とは、マンションやアパートなどの共同住宅で火災が発生した際に容易に避難できるように、一階の住戸の窓に直面した敷地部分に幅員数mの空地を設けて、避難経路として使えるようにした空地のことを指す。この制度は、東京都や横浜市など一部の自治体で実施されている制度である。根拠法令は建築基準法第40条と、同条に基づき地方自治体が独自に制定する地方自治体の条例である。
  • 窓付き浴室(まどつきよくしつ)
    窓付き浴室とは、窓を設けた浴室のことを指す。 一戸建てには多いがマンションでは珍しく希少性がある。浴室に窓を設けることで、彩光に優れ、換気も容易になる。全面が壁の浴室に比べて圧迫感が少ない。浴室に使用する窓は、気密性や断熱性の高い窓ガラスを利用したり内窓を設置することで、窓から浴室内の暖気が逃げづらくなる。ロケーションによっては、大型の窓を設けて、窓を開けて入浴したり、眺望を楽しむこともできる。
  • 窓辺(まどべ)
    窓辺とは、部屋の中から見たときの窓付近ことを指す。 近い意味に「窓際」という言葉があるが、こちらは窓の外側からの部分も含めて窓付近という意味になり、部屋の中から見た窓付近である「窓辺」よりも該当する範囲が広い。 たとえば、部屋の中から窓越しに外の風景を見るようなことがあれば、「窓辺に佇んでいる」という表現ができる。
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