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「ま」から始まる用語一覧

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  • 間取り(まどり)
    間取りとは、建築物の部屋の配置やレイアウト、または部屋を配置する行為を指す。 間取りが書かれたものを間取り図と言うが、この間取り図を間取りと呼ぶこともある。一般的に「間取り」といった場合は、不動産広告に見られる「2DK」「3LDK」といった、数字とアルファベットを組み合わせた文字列による表現や、間取り図を指すことが多い。
  • 間取り図(まどりず)
    間取り図とは、部屋の種類、配置、広さ、向き、ドアやの開閉方向などを確認するための平面図を指す。生活動線、日当たり、風通しなどの情報を確認することができるが、必ずしも寸法や縮尺を正確に表すものではなく、部屋の広さやレイアウトを確認することが主な目的である。
  • 招き屋根(まねきやね)
    招き屋根とは、切妻屋根の片側を長く、片側を短くした段違いの形状の屋根を指す。 屋根の左右で長さが異なり、左右非対称の形になっているため、外観はモダンな印象を与える。招き屋根は、差し掛け屋根と組み合わせて採用されることが多く、2つの屋根を持つ住宅は、耐風性が高くなり、風の影響を受けにくくなる。また、招き屋根には太陽光パネルが設置しやすいというメリットから、採用されることが多い。
  • 間柱(まばしら)
    間柱とは、木造や軽量鉄骨建築物の柱と柱の間に入れる柱のことを指す。建築物の構造を支える柱としてではなく、壁をつくる際に使用する石膏ボードやサイディングなどの壁材を固定するための下地材として使われているため、間柱は壁の厚さによってサイズが異なっている。この間柱を入れることで、壁の間に空間を作ることができ、電気の配線を敷いたり、給排水管を挿入したりすることが可能になる。
  • マホガニー(まほがにー)
    マホガニーとは、中南米に広く分布するセンダン科の広葉樹を指す。一般的にマホガニーと呼ばれる木には、ホンジュラス・マホガニー、キューバン・マホガニー、メキシカン・マホガニーの3種がある。耐久性が高く、乾燥による狂いが生じにくい。キャビネットなどの高級家具材や羽目板などの内装材として使用される。ブラックウォールナット、チークと並んで世界三大銘木と称される。 辺材は黄白色で、心材の色は淡赤色から赤褐色までさまざまである。経年変化で徐々に深い赤褐色へと変化する。なお、横行する乱伐や不法伐採を防止するため、現在ワシントン条約で取引が制限されている。
  • 丸かすがい(まるかすがい)
    丸かすがいとは、木材同士を繋ぐ際に使われる建築金具で、丸い棒状の大釘のことを指す。棒状の鋼の両端を爪状に尖らせ、コの字型に折り曲げて作られる。木材に打ち込む先端の部位以外は丸い棒状であることからこの名で呼ばれる。サイズは家具や建具に利用されるような3cm程度の小型のものから、建築物の土台と柱を繋ぐことを目的とした18cm程度の大型のものまで幅広いサイズが存在する。
  • 丸瓦(まるがわら)
    丸瓦とは、瓦と瓦の継ぎ目を覆うかたちで使われる半円形の瓦のことを指す。 紐がある紐丸瓦と紐がない素丸瓦の総称である。 紐丸瓦とは、半円形の端部が盛り上がっている形のもので、盛り上がっている部分のことを「紐」という。紐のついていない形状のものを素丸瓦という。紐丸瓦は雨仕舞いや施工性がよい。素丸瓦はシンプルな形で、屋根全体をスッキリとした印象にすることができる。
  • 丸釘(まるくぎ)
    丸釘とは、建築物からDIYまで幅広く使われている一般的な釘のことを指す。 丸釘の素材には、ステンレス鋼、めっき鉄、鉄などがあり、太さや長さも用途や素材により様々な種類がある。 木造住宅においては、鉄丸釘は、鉄が錆びることにより保持力が高まり、木材との固定がより強固になるとされる。 JIS規格に定められた丸釘は、長さや太さなどの種類によりそれぞれ固有の記号が付けられており、これを見れば釘のサイズやその寸法許容差までを特定することができる。
  • 丸太(まるた)
    丸太とは、伐採した木から枝や樹皮を排除した丸い筒状の木材を指す。 樹皮を剥がされていない木材も丸太と呼ばれる場合がある。 丸太の構造には心材と辺材がある。心材は、丸太の中心部分の色が濃くなっている部分であり、極めて丈夫で白アリの浸食や腐り難い材質であることから、建物の柱などに使われることが多い。これに対して辺材は、丸太の外側の色が薄い部分であり、心材に比べて弱いとされる。 丸太の価値は、木の種類、大きさ、年輪が細かいか、心材が赤いか、など様々な判断基準をもって決まる。また、丸太の色、木の木目でも、フローリングに適していたり、壁に適していたりなどと様々である。
  • 丸太組工法(まるたぐみこうほう)
    丸太組工法とは、木造建築において丸太材や角材を積み重ねて壁を作る工法を指す。 丸太組工法のうち、樹皮を剥いだだけの丸太材を積み重ねる方法をハンドカット工法、工場で製材を行った角材などを積み重ねる方法をマシンカット工法と呼ぶ。欧米のログハウスが丸太組工法としてよく知られるが、日本でも古くから用いられており、東大寺の正倉院は丸太組工法で作られたものである。メリットしては、断熱性能・遮音性が高く、メンテナンスを行えば半永久的な耐久性が期待できる。また、木材による調湿効果があるため、室内の湿度が高くなり過ぎたり、乾燥し過ぎたりすることがない。
  • 丸太梁(まるたばり)
    丸太梁とは、建物の屋根部分で建物の外周から内側に向かって入れる大型の部材で、天然木の丸太のそりを利用した梁を指す。主に国内産の松の木を採用することが多い。一般的に使用される角材と比べ、丸太は断面が広く、曲げる力に対して強度があるため、台風や地震の外力への強度を発揮する。強度が高いため、柱を少なくして居住空間を広くすることができる。
  • マルチエアコン(まるちえあこん)
    マルチエアコンとは、1台の室外機で最大5台程度の室内機を稼動させることができるエアコンを指す。 通常は室内機の数だけ必要になる室外機が1台で済むため、住宅外周の省スペース化に効果を発揮する。天井埋込型、壁埋込型、床置型、壁掛型などあらゆるタイプの室内機に対応しており、間取りやインテリアに合わせて自由に組み合わせることができる。機種によっては床暖房対応のものもある。
  • マルチメディアコンセント(まるちめでぃあこんせんと)
    マルチメディアコンセントとは、電気、通信、映像に関する配線を1カ所にまとめることができるコンセントを指す。コードやケーブルがあちこちに目立つことがなくなるため、室内をすっきりと整理できる。また、部屋と部屋の間を有線ケーブルでつなぐため、無線通信による不正アクセスのリスクがなく、安定性も優れている。
  • 回り階段(まわりかいだん)
    回り階段とは、階段の途中に30度または45度に分割した三角形の踏み板を設置し、向きを90度または180度変える階段を指す。 途中に踊り場がある折り返し階段とは区別される。回り階段のメリットは段差を均等に保てることである。また、階段の途中で向きが変わるため、万が一の転落時にも一気に下まで転落する心配がない。180度向きを変える回り階段は、階段の上り口と下り口の向きが同じであることから、間取りを考える上で収まりがよく、使い勝手の良い間取りにすることができる。
  • 廻り縁(まわりぶち)
    廻り縁とは、天井と壁の接する部分に接着剤などで取り付ける部材を指す。 廻り縁の主な役割としては、壁紙が剥がれてくることを防いだり、天井と壁の間の隙間を隠したりすることが挙げられる。廻り縁の材質や色、大きさ、デザインと、周囲の壁紙や天井などとの兼ね合いによって、部屋の雰囲気が大きく変わるため、化粧材としての役割が大きい。
  • 廻縁(まわりぶち)
    廻縁とは、壁と天井の境目にあり、天井を一周している部材のことを指す。 壁と天井とのつなぎ目に施工上できる隙間を隠し、綺麗な見た目にする役割がある。素材は、化粧シートが張られた中密度繊維板や天然木などの木材系が多い。さまざまなインテリア様式に合うように、色や形状が豊富に用意されている。形状には、シンプルで目立たないデザインのものと、装飾的なデザインのものがある。部屋の家具などを引き立たせたいときは、シンプルで目立たない廻縁が適している。クラシック調の室内には、エレガントで幅の広い廻縁を使うと、存在感が出る。
  • マンション(まんしょん)
    マンションとは、一般に複数の住戸で構成される集合住宅を指す。 もともとは中世イギリスやフランスの荘園領主の大邸宅を意味する言葉で、日本においては、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の中高層共同住宅の俗称として、1960年代から使われ始めた。マンションと同様の住宅を、現代イギリスではアパートメントハウス、アメリカではコンドミニアムと称する。通常は3階建て以上の中高層住宅を指すが、2階建ての低層マンションもある。20階建て(地上60m)以上を超高層マンションと言う。
  • マンション環境性能表示制度(まんしょんかんきょうせいのうひょうじせいど)
    マンション環境性能表示制度とは、一定規模以上の新築マンションについて、建物の環境性能を販売広告などに表示するよう定めた制度を指す。東京都、大阪府、愛知県をはじめ、名古屋市、大阪市、横浜市、京都市、神戸市など20以上の自治体が行っている。 評価項目は自治体により異なるが、東京都の場合は、建物の断熱性、設備の省エネ性、太陽光発電・太陽熱、建物の長寿命化、みどりの5項目について3段階評価し、所定のラベルに星の数で表示される。販売広告への掲載を義務づけることで、環境性能に市場価値を持たせ、建築時に環境性能への配慮がなされるよう本制度が構築された。
  • マンション管理組合(まんしょんかんりくみあい)
    マンション管理組合とは、分譲マンションにおいて品質や状態を維持するための活動を行う団体を指す。 組合員は必然的にマンション所有者で構成されており、理事や役員などを置いている組合も多い。マンション管理組合が管理するのは建物の共有部分や敷地などで、個人のスペースは基本的に含まれない。主な業務内容は共有部分の修繕や補修、およびそれに関する計画の作成、共有部分の損害保険に関する手続きなどがある。マンション全体の風紀管理にも携わる。マンションには複数の世帯が居住しているため、全員の意思を反映した円滑で公平な運営が求められ、管理業者に委託する場合が多い。関連する法律は平成13年施行のマンション管理の適正化の推進に関する法律などがある。また管理組合がうまく機能していないマンションも見受けられるが、マンションの資産価値維持のためにも適切な運営が求められる。
  • マンション高圧一括受電(まんしょんこうあついっかつじゅでん)
    マンション高圧一括受電とは、変圧器を管理しているマンションが1棟分の電気を一括契約(高圧契約)し、各住戸へ低圧に変換して供給する契約を指す。電力発電会社は発電して送り出す超高電圧を変電所で6,600Vに落とし、個別契約(低圧契約)ではさらに電信柱に設置した変圧器で100Vと200Vの電圧に落として供給するが、マンション高圧一括受電では変圧器を通さず、高圧のまま供給される。それにより電気代を安く抑えることができる。ただし、各専有部で個別に小売電気事業者と契約することはできず、契約年数もおよそ10~15年と比較的長い傾向がある。またマンションの共有部分と専有部分両方、共有部分のみ、専有部分のみなど、マンションによって契約を結んでいる範囲は異なる。
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