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「う」から始まる用語一覧

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  • 内法面積(うちのりめんせき)
    内法面積とは、建物の壁の内側部分で計測した床面積を指す。マンションの登記簿上の面積は内法面積で表示される。 対して、壁の厚みの中心線に囲まれた部分で計測した床面積を壁心面積という。 壁芯面積は、建築に必要な建築確認申請などの表記で使われる。不動産広告でも壁心面積で表記されることが多い。 壁心面積は柱や壁の一部分が面積に含まれるため、内法面積より広くなる。
  • 内幅木タイル(うちはばきたいる)
    内幅木タイルとは、タイルの端の部分がわずかに内側に曲がっている役物タイルを指す。 主に壁の下の部分で幅木のような使い方がされる。内幅木タイルを使用する理由としては、内壁の出隅や入隅をスッキリと見せることなどが挙げられる。また内幅木タイルでは床の隅を埋められるため、床の隅の部分の掃除が楽になる場合がある。 一般的な内幅木タイルはタイルの下部のみが曲がっているが、なかには下部の他に側面の一部が曲がっている内幅木入隅や内幅木片面取出隅、一部の側面のみが曲がっている内幅木片面取りなどが存在する。これらは壁同士の入隅や出隅用として使われることが多い。
  • 内開き窓(うちびらきまど)
    内開き窓とは、窓に取り付けられたハンドルを握って、内側に引いて開けるタイプの窓を指す。 内開き窓は、気密性が高く、冷暖房効率がよくなることや、ストッパーがついていることで防犯性が高いなどのメリットがある。また、室外に窓がはみ出さないため、通路や外に面している場所、建物が隣接している場所などに適している。一方で、窓の手前部分のスペースが必要なため、圧迫感があり部屋が狭く感じることほか、気密性の高さから窓の開け閉めに力が必要などのデメリットがある。
  • 打ち破り(うちやぶり)
    打ち破りとは、窃盗目的で建築物に侵入する際の、窓ガラスの破壊方法を指す。 物を投げつけたり、道具を用いて叩いたりすることで窓ガラスを破壊し、建築物に侵入する。ガラスの破壊音を気にせず、住人や警備員が駆けつける前に数分で目的を達成する手口である。 こうした打ち破りによる建築物への侵入を防ぐ方法としては、防犯ガラスの採用がある。
  • 内廊下(うちろうか)
    内廊下とは、外気に触れない位置にある廊下を指す。 ホテルのように床がカーペット状になっている場合が多く、高級感だけでなく快適な環境を提供してくれる。玄関を出ても室内のため、空調も管理されているところが多い。また外から見えない部分にある内廊下は外部の視線を遮るため、プライバシーや防犯といった面で安心できる。さらに玄関先で雨に濡れる事もなく、建物から出るまでは快適でいられるのは内廊下のメリットである。
  • ウッドシェルフ(うっどしぇるふ)
    ウッドシェルフとは、木製の収納棚を指す。 横に並べて使ったり、上に積んだりして設置することができる「ブロックシェルフ」、側面や背面の板を省略した、見せる収納の「オープンシェルフ」、本を収納するのに適したがっしりとしたつくりの「ブックシェルフ」、床置きでなく壁に設置する「ウォールシェルフ」など、さまざまな種類がある。材料が豊富に揃う定番のDIY家具でもある。シェルフとは、棚板を使った収納で「板を水平にかけ渡したもの」という意味をもつ。
  • ウッドデッキ(うっどでっき)
    ウッドデッキとは、庭の一部に設置し、リビングなどと連続した造りになっている木製のテラスを指す。 ウッドデッキに使われる素材は防蟻性・耐候性・耐腐朽性・耐菌性などに優れている天然木材や、樹脂などを注入して耐久性を高めた特殊加工木材などがある。 リビングの床面と同じ高さで作られるため、リビングがそのまま広くなったように感じ、開放感のある空間になる。
  • ウッドパネル仕上げ(うっどぱねるしあげ)
    ウッドパネル仕上げとは、木材で作られたパネルを使って内装を仕上げることを指す。ウッドパネルは天然木または人工木をつなぎ合わせて1枚のパネルに加工したもので、天然木の場合、天然木ならではのそれぞれの色や模様の違い、経年による変化を楽しむことができる。人工木の場合、木粉とプラスチックが組み合わさっていて天然木に比べると耐久性があり、虫害に強いというメリットがある。内壁やベランダの床面などに使われ、組み上げるデザインによってヴィンテージ感やナチュラル感などを作り上げることができる。
  • 腕木庇(うできひさし)
    腕木庇とは、柱や壁から突き出した腕木によって支えられている庇を指す。 柱または壁に開けたほぞ穴に腕木を差し込み、その上にだし桁をのせて垂木を渡し、屋根下地の野地板を貼るので、腕木が庇部分を支えているような形状をしている。見た目は、小さな屋根のようなつくりになっている。 庇は、ろく庇と腕木庇の2種類に大きく分けられ、腕木庇は、寺社仏閣や和風住宅などでよく見られ、日本の伝統工法としても知られている。
  • うなぎの寝床(うなぎのねどこ)
    うなぎの寝床とは、間口が狭くて奥行きがある間取りの家・建物のことを指す。 うなぎは岩などの隙間を好む傾向があるため、うなぎが好むような細長い間取りを指して使われるようになった。例えば、寿司店などカウンターがメインの飲食店である。このような店は間口が狭く奥行きがあり、細長い間取りになっている。うなぎの寝床は、間口が狭くても奥行きがある間取りなので、空間全体が広く見える。そのため狭い土地でも、開放的に感じられる空間をつくることが可能である。また玄関から順番に奥の部屋までの動線を意識した空間を構築できる。
  • 馬目地(うまめじ)
    馬目地とは、タイル、レンガ、石、コンクリートブロックなどの張り方もしくは積み方を指す。 横方向の目地を一直線に通し、縦方向の目地を半分ずらした積み方のこと。外壁などでは定番の張り方で、「破れ目地」と呼ばれることもある。 馬目地はもともと、縦方向を互い違いにずらして積み重ねることで強度を上げていたレンガの積み方から発生している。レンガを薄くスライスしたタイルが登場した後は、積み重ねるのではなく「張る」場合においても馬目地という言葉を使うようになった。なお、馬目地の「馬」は材料を上下に積んだ時、馬乗りの姿をイメージさせるからという説がある。
  • 海砂(うみすな)
    海砂とは、海や河口付近から採取される砂を指す。コンクリートの骨材として使用される。従来、コンクリートの骨材には主に川砂や陸砂が使用されていたが、資源的・地域的な制約から海砂が広く使用されるようになった。 塩化物を多く含む海砂は、鉄筋の腐食やコンクリート強度の観点から、骨材としてそのまま使用することはできず、除塩をした上で、塩分量を規定値以下にする必要がある。近年では、非腐食性補強材鉄筋と塩分の影響を制限できる混和剤が開発されたことによって、より海砂がコンクリート骨材として活用されるようになった。一方で、海砂の大量採取による環境への影響も発生しており、特に海砂の採取量が多い瀬戸内海沿岸地域では、生物や海藻の減少、海の透明度の低下などが問題となっている。各都道府県において海砂採取を制限する動きが強まると同時に、海砂に代わる建設用骨材や代替骨材の開発も進められている。
  • 埋め木(うめき)
    埋め木とは、木材についた抜け節や疵、釘穴などに木片で栓をする作業、また充填する木片を指す。 表から見える仕上げ面に使う材料の場合、同一の樹種で木目の似たものを選び、ノミやキリで穴を整えて精巧にはめこむ必要がある。長い年月を経て、木造建築の建物の一部にすき間や割れが生じた部分を補修することも埋め木と言う。古い材と新しい材の色目が合わないため、富士山や茄子など縁起の良いモチーフをかたどり、あえて遊びのあるデザインの埋め木を使うケースもある。柱や梁などの木構造が室内に露出するデザインで、継手を補強する金物を隠すために埋め木を採用するケースも増えている。
  • 埋め込み型ポスト(うめこみがたぽすと)
    埋め込み型ポストとは、一般的に家の門柱や壁面、ブロック塀などに埋め込む形で設置するポストを指す。設置には工事が必要で、家や外構を建築する際に埋め込まれることが多い。外側から入れられた郵便物等を住人が家の中で受け取ることができるタイプが多く、外側からは郵便物を取り出せないので、防犯性が高い。シンプルな縦長や横長の形状が主流だが、デザイン性が高い商品も販売されている。
  • 埋め込み式浴槽(うめこみしきよくそう)
    埋め込み式浴槽とは、床面と浴槽の縁の高さがほぼ同じになるように埋め込んで設置する浴槽を指す。銭湯や温泉施設などで目にすることが多い。浴槽が床の下にすべて隠れる形になるため、空間に広がりが出て、すっきりとした浴室になる。ただし、洗い場が近いと、汚れた湯水や石鹸の泡などが浴槽に流れ込むことがある。段差があるため、入浴時に注意も必要である。 他に、浴槽の高さの3分の1程度を床面より下に埋め込んで設置する半埋め込み式浴槽もある。
  • 埋立地(うめたてち)
    埋立地とは、海面や湖の一部を護岸で囲い、土砂や廃棄物を積み上げて人工的に造成した土地を指す。埋立地には、陸続きに水面を埋め立てる場合と、沖合に新たに島を造る場合に大別される。建築残土や廃棄物などを利用して、広大な土地を新規に得ることができる利点がある一方、地盤の軟弱性、土壌汚染等が課題となっている。埋立地の国土に占める総面積は約0.5パーセントに及ぶ。埋立地に建つ建造物としては羽田空港、みなとみらい、神戸空港、関西国際空港、横浜八景島、中部セントレア空港などが代表例である。
  • 梅鉢形手水鉢(うめばちがたちょうずばち)
    梅鉢形手水鉢とは、梅の鉢形の手水鉢、または枝にみたてた石の上に梅の花の形の鉢が置かれている手水鉢のことを指す。 手水鉢とは庭先に設置された、岩や石がくり抜かれた水を入れるための器である。本来は茶室に入る前に心身を清めるためのものであるが、現在では和風庭園のポイントとして設置されていることが多い。
  • 裏あし(うらあし)
    裏あしとは、タイル張りの時に、タイルが接着しやすくなるように裏に付けた凸凹の形状を指す。多くは線状の突起または溝があり、下駄のような形状をしている。外壁は頑丈さが求められるため、接着面が多くなるように、溝の断面は内側に切れ込んだ台形になっている。タイルの張り方には、湿式と乾式があり、湿式はモルタルで貼り付ける方法で、この場合は裏あしの溝は深い。乾式はボードに接着剤で貼り付けるか、引っ掛かりを作ったボードにタイルをはめ込むため、裏あしは浅い。
  • 裏鬼門(うらきもん)
    裏鬼門とは、中国から伝来した陰陽道において南西の方角で、北東にある鬼門と正反対の方角を指す。 鬼が出入りする方角とされ、鬼門とともに古くから不吉な方角として忌み嫌われてきた。家の間取り、配置、方位などを組み合わせることで家の吉凶をみる家相において、玄関や、キッチン・トイレなどの水回りを北東・南西に配置することは避けるべきと考えられている。一方、子ども部屋や寝室、書斎などは裏鬼門の方角でも問題ないといわれている。
  • 裏桟(うらざん)
    裏桟とは、天井板などに取り付けられる桟木を指す。 主に板の合わせ目の補強や、板の反りを抑える目的で、天井板の裏側に取り付けられる。木製の雨戸に取り付けられることもある。一般的な天井板に後付けで取り付けることもあれば、もともと裏桟がついた状態で売られている商品もある。 裏桟のなかでも、蟻形に掘ったほぞ穴に桟を差し込んで厚板の反りを防止するものは「蟻桟(ありざん)」「吸付き桟(すいつきざん)」と呼ばれ、一枚板の天板を使用したテーブルなどに用いられる。
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