「英・数」から始まる用語一覧
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3次元CAD(さんじげんきゃど)
3次元CADとは、XYZ軸など3軸を基準として立体的な形状の図面を作成するソフトウェアを指す。
作図したデータを回転して任意の視点で見たり、ある部分を外して内部の構造を確認したりできるので、複雑な形状も視覚的に捉えやすいという特徴がある。試作品を作る際、3Dプリンターなどの造形機が利用できる場合は、3次元データをそのまま読み込んで試作品が作れる。データを軽量化して概要をすぐ知りたい場合には「ワイヤーフレーム」、実際の形状を分かりやすく表示するのであれば「ソリッド」、「サーフェス」と使い分けて使用したり、モデリングで形状作成する場合は、形状を定義して肉付けをするなど色々な機能を使い分けるため、習得難易度は高いが設計を立体化することで正確に視覚化して共有できる。
3段窓(さんだんそう)
3段窓とは、横寸法の同じ3つの窓が縦に連なっている窓を指す。
それぞれ独立して開閉できるものや、窓ガラスをスライドさせられるもの、一部がはめ殺し窓など、さまざまな組み合わせユニットがあるが、横寸法の同じ窓を縦に3つ並べたものも、3段窓と呼ばれている。
上段を開かない固定式に、下段だけを開閉式にすることで換気や見た目に配慮したり、すりガラスなどにしてプライバシーへの配慮と開放感を両立するなど、窓の開閉やガラスの種類を選べば多彩なバリエーションを楽しむことができる。デザイン性を重視して採用する場合が多いが、3段にすることで配置には縦に長い空間を必要とする。
3段ベッド(さんだんべっど)
3段ベッドとは、シングルベッドを3段積んだ形のベッドを指す。布団を並べるスペースの確保が難しい場合などに、ベッド1台分のスペースで3人が眠ることができる。主に子ども用として使用されることが多い。
3段ベッドには、3段目を取り外して2段ベッドとして使用できるタイプのほか、一般的な2段ベッドとスライド式ベッドを組み合わせたスライドタイプもある。スライド式ベッドを使用しない時は2段ベッドの下に収納でき、来客用として使用するといった使い方が可能である。
また中段にすべり台が付いたスロープ付きタイプは、遊び場としても楽しく使えるメリットがある。
3DK(さんでぃーけー)
3DKとは、居室3部屋とダイニング・キッチン(DK)で構成される間取りを指す。
「DK」とは、「台所」と「食堂」の機能が1室に併存している部屋を指す。
不動産の表示において、3DKの表示を用いるときには、DKは6畳以上と基準が定められている。10畳以上では「3LDK」と表示される。畳1枚当たりの広さは1.62m2以上を基準としている。
3方角住戸(さんほうかどじゅうこ)
3方角住戸とは、アパートやマンション、テラスハウスのような集合住宅において、住戸の1方が隣室と接し、その他の3方面が共用廊下以外とは接していない住戸のことを指す。中住戸と比較し構造上、開口部を多く設置できる、隣室と設置する箇所が少ないため隣室との騒音問題が少ない、ベランダの複数設置を可能とする、玄関前を他の住人が通ることが少なくプライバシーが保たれやすいなどの特徴がある。角住戸は概して人気が高いがその分、家賃も割高の傾向がみられる。
3方角住宅(さんほうかどじゅうたく)
3方角住宅とは、四角い建物の3方面が隣家と接していない住宅を指す。
そのため、日当たりや風通しが良く、ベランダや窓を多く設置できる。独立性が高く、騒音など隣家に影響されない居住性を保つことができる。
3本引き戸(さんぼんひきど)
3本引き戸とは、引き違い戸の一種で、鴨居・敷居に3本の溝やレールを設け、3枚の戸を左右にスライドして開閉する建具を指す。「3枚引き戸」とも言う。
2枚引き戸よりも開口部を広くとれる。住宅のリビングダイニングに接する和室に3本引き戸を設けるケースも多い。3枚の戸を壁面にすべて納められる引込み戸仕様の場合、戸を開け放したままにすれば広いワンルームができる。
3枚の戸を別々に動かすタイプの他に、1枚動かすと他の戸がつながって動く「連動引き戸」のタイプがある。
3面採光(さんめんさいこう)
3面採光とは、1つの住戸の3面以上が外に面し、それぞれに窓がある構造のことを指す。
集合住宅では、各階の端の角住戸は、3面採光となる場合がある。
周辺環境や窓のある方角によって異なるが、3つの方角に窓があることで、1日を通して日当たりが確保できる場合が多い。隣接する住戸と接する面が少ない分、プライバシーが確保され、生活音の影響も軽減されるといえる。
3面接着(さんめんせっちゃく)
3面接着とは、シーリング工事の工法のひとつで、目地の上下または左右、目地底の3面にシーリング材を接着させることを指す。
目地とは、コンクリートブロックや煉瓦、タイルなどを張り付けるときに、接合部に生じる継ぎ目のことである。目地には防水のために、シーリング材を接着する必要がある。
3面接着は防水性が高く、浸水・漏水しにくいことが特徴であり、窓廻りやコンクリートの打継目地などのノンワーキングジョイント(目地の動きが少ないまたは生じない状態)に適している。目地の幅と深さは、シーリング材が十分に充てんでき、接着性・耐久性を確保できる寸法が必要である。
3面バルコニー(さんめんばるこにー)
3面バルコニーとは、バルコニーが3面に接している構造を指す。
バルコニーのスペースが広く、3面もあるとさまざまな用途に使い分けることもできる。例えば、洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しむことができる。テーブルやイスを置けばアウトドア気分も愉しめる。また、3面バルコニーの構造をもつ住宅は通風採光がよく開放感が得られて、独立性も高い。
3連窓(さんれんそう)
3連窓とは、縦寸法の同じ3つの窓が横に連なっている窓を指す。
それぞれ独立して開閉するものや、一部開閉しない窓を組み合わせるなど、さまざまな組み合せユニットがあるほか、縦寸法の同じ窓を横に3つ並べたものも、3連窓と呼ばれている。
例えば真ん中に開閉しない大きな窓をとり、左右に細いすべり出し窓を配置したユニットは、景観を守りつつ、防犯性にすぐれた窓になる。
また構造上、大きな窓が設置できない場所に3つの窓を連続させることで、骨組み等をさけつつ採光・通風や景観の確保ができる。
機能性のためだけでなく、外観のデザインや、カーテンやシェードにも工夫ができる室内のデザインから、3連窓を採用する場合もある。
3路スイッチ(さんろすいっち)
3路スイッチとは、2か所のスイッチで1つの照明器具の入・切を行うためのスイッチを指す。
3路スイッチは主に階段や廊下、あるいは寝室などで使用される。スイッチに3本の線が配線されることから3路スイッチと呼ばれている。なお、照明器具の入・切を操作するスイッチが3か所以上必要な場合は、4路スイッチを使用する。
CATV(しーえーてぃーびー)
CATVとは、同軸ケーブルや光ファイバーなどを用いて放送信号の伝送を行うテレビ放送を指す。
元々は、難視聴地域や共同住宅などで共有アンテナから各戸にケーブルを繋いで、受信した地上波テレビの信号を伝送する共同受信設備のことを意味していたが、近年では、局舎から各加入者宅へケーブルを伝ってテレビ放送を提供する専門の事業者及び放送サービスのことをCATVと呼ぶのが一般的である。
地上波デジタル放送のほか、専用のデジタルチューナーがあれば、パラボラアンテナなどを設置しなくてもBSデジタル放送やCSデジタル放送を受信できる。インターネットやプロバイダ、固定電話サービスが付帯しているものもある。
マンションなどの集合住宅では、CATV対応と称して、あらかじめケーブルが各戸にひかれている物件も見受けられる。なお、CATV対応の物件でも、希望する場合はCATVへの契約が別途必要である。
CS放送(しーえすほうそう)
CS放送とは、通信衛星を利用したデジタル衛星放送サービスを指す。
CSとは、Communication Satelliteの略である。CS放送はもともと特定の受信者(主に企業や事業者)の利用を想定していたが、1989年の放送法の改正により一般の家庭でも視聴することが可能になった。もともと事業者を対象としていたため、放送衛星に比べて電波の出力が小さく、以前はBS放送より大きなアンテナを必要としていたが、現在は小型化され、BSとCS両方に対応したアンテナも開発されている。
CS放送は、専用のチューナーとアンテナを設置することにより受信・視聴できる。近年、マンションなどでは共用アンテナが設置されているところもあり、その場合はアンテナを設置する必要はない。ただし、CS放送は有料放送のため、どちらの場合でも別途受信契約を結ぶ必要がある。
CLT(しーえるてぃー)
CLTとは、「Cross Laminated Timber」の略称であり、ひき板を並べ繊維方向が直行するように積層接着した厚みのある板を指す。直行集成板とも呼ばれる。
1990年代にドイツで開発されて以降、欧米を中心に建築の構造材として広く普及している。日本でも木材の活用法として注目されており、ハウステンボスは国内で初めてCLT工法をホテル用途に採用している。強度が高く、断熱性、遮音性、耐震性に優れているため、戸建て住宅以外にもマンションなどの中層建築物などに幅広く利用される。
C値(しーち)
C値とは、住宅の気密性を示す数値を指す。C値は隙間面積を延床面積で割って算出され、建物全体での気密性を評価する指標として利用される。
隙間面積は、専用の気密測定試験機を用いて、実際に建てられた建物で測定する。C値が小さい方が気密性に優れていることを表しており、C値の小さい住宅は、断熱の性能が向上し熱損失を抑えられるため、温度差による結露やそれに伴うカビの発生が抑えられる。また24時間計画換気と組み合わせることで換気性能が高まり、花粉や微粒子などの侵入を防ぐことができる。
CP-C錠認定制度(しーぴーしーじょうにんていせいど)
CP-C錠認定制度とは、工具などを用いたピッキングに対する、シリンダー錠の耐久性能を表した公的認定制度を指す。CP-CはCrime Prevention Cylinder(防犯シリンダー)の略。例えばディンプルキーのような耐ピッキング性能で一定基準を満たす玄関錠のことで、一度認定を受けると3年間有効。警察庁の外郭団体である財団法人全国防犯協会連合会全国防犯協会連合会が実施。赤系のCPマークが同封されており、このマークを製品の見やすい位置に貼付しなければならない。認定を受けた商品に対して、メーカーには全国防犯協会連合会が定めた条件の遵守義務がある。違反すると認定の有効期限であっても認定が取り消される。不正な解錠に時間を要するため、空き巣等への防犯性能が高いとされる。
CP錠認定制度(しーぴーじょうにんていせいど)
CP錠認定制度とは、正しくは「優良住宅用開きとびら錠等の型式認定に関する規程」に基づく型式認定制度のことを指す。昭和55年に警察庁が認定し、同年、財団法人全国防犯協会連合会に移管された。高い防犯性能を持つ錠前に対して型式認定する。型式認定された錠前には同連合会が交付する青色系の「CPマーク」を貼付することが認められ、錠前(正しくは住宅用開きとびら錠)は通称「CP認定錠」と呼ばれている。CPはCrime Preventionの略で、防犯という意味である。認定の有効期限は3年間で、対象は彫り込み錠、面付け錠で、錠前セット単位での認定となり、評価点は基本性能、耐破壊性能、耐ピッキング性能などである。
CPマーク(しーぴーまーく)
CPマークとは、防犯性能が高いと認められた建物部品に貼り付け・表示される共通標章を指す。
玄関ドアや窓の鍵、ガラス、シャッター、サッシなどが対象である。CPマークのCPとは英語で「Crime Prevention」の頭文字で、防犯を意味する。警察庁と国土交通省、経済産業省、日本ロック工業会、日本サッシ協会など、建物部品関係の民間業界団体で構成する官民合同会議が試験、認定している。
GL工法(じーえるこうほう)
GL工法とは、GLボンドと呼ばれるせっこう系接着材によってコンクリート壁に石膏ボードを直接貼り付ける工法を指す。GLは「Gypsum Lining:石膏裏張り」の頭文字である。
壁にプライマーを塗布して、だんご状に練ったGLボンドを一定のピッチで壁に盛り付けた上に石膏ボードを密着させる。壁に多少の凹凸があっても補修や均す作業を省ける上に、コンクリート壁との間に軽量鉄骨の下地も必要ない。作業の手間が少なく、工期も短縮できる。