「お」から始まる用語一覧
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オーク材(おーくざい)
オーク材とは、代表的な輸入材のひとつで、ブナ科コナラ属の広葉樹を指す。
日本産のナラやカシと同種で、主に北米で産する材色が白っぽいホワイトオークと赤みがかったレッドオークがある。ホワイトオークは堅牢なため、かつては船舶、鉄道線路の枕木などの用途があった。耐水性の高さや香りの良さから、ウィスキーやワインの樽に今も使われている。ヨーロッパ産のオーク材もある。国産のナラ材が稀少になってきたため、住宅用としても有望な無垢材として注目され、床材や家具などに用いられる。
オーシャンビュー(おーしゃんびゅー)
オーシャンビューとは、室内・バルコニーから海が見える部屋、または見える状態を指す。
住宅広告においては、どの程度見えれば「オーシャンビュー」と表現するのか、特に明確な規定はない。
オーシャンフロント(おーしゃんふろんと)
オーシャンフロントとは、ホテルや住宅などで海が目の前にある部屋や住宅のことを指す。
オーシャンビューの場合どの位置に海が見えるか決まっていないが、オーシャンフロントの場合は海が真正面に見える。
ホテルではオーシャンフロントの他、客室が海側にあり、部屋から海が見えるオーシャンビュー、一部だけ海が見えるパーシャルオーシャンビューなどのカテゴリーがある。
不動産の場合、別荘や都心のベイエリアのオーシャンフロントの物件は、塩害や台風などの影響を受けやすいが眺望がよく風通しがいいなど、好まれる傾向にある。
オーストリアンシェード(おーすとりあんしぇーど)
オーストリアンシェードとは、紐などで布を上げ下げするローマンシェードのひとつで、全面に波立つように細かなタックがとられており、裾には繊細なギャザーがつけられたカーテンを指す。
レースなどの柔らかな生地での製作が向いており、大型の窓を美しく見せる効果がある。住宅はもちろん、レストランやホテルなどでも遮光器具として用いられる。
オーダー家具(おーだーかぐ)
オーダー家具とは、1人1人の注文に合わせて大きさやデザインを変えて作る家具を指す。
部屋のサイズや目的に合わせて家具を作ることができるため、デッドスペースや空間との調和がとれないといった不具合が起きにくい。家の間取りが変わっていて、既製品の家具では間取りを最大限に生かせない場合などにもオーダー家具が活躍する。オーダー家具には、実際の部屋で家具を作る大工工事と、家具を専用の工場で作って搬入する家具工事のタイプが存在する。大工工事の場合は、搬入コストを抑えられ、部屋と家具をマッチさせることができる。一方、家具工事は豊富な材料から精密な家具を作ることができるが、搬入コストがかったり、搬入後に大きさやカラーの差が判明したりすることがある。
オーダーメイド賃貸(おーだーめいどちんたい)
オーダーメイド賃貸とは、入居者の希望に基づきリフォームやリノベーションがされた賃貸物件を指す。内装から間取りに至るまで入居者が選択、決定できるため、賃貸物件でありながら、自分好みかつオリジナリティーに富んだ空間での生活が可能になる。また、リフォームやリノベーションを行う際には、多くの場合、プロのアドバイザーが付いて入居者をサポートする。入居者は細かなところに至るまでアドバイスを受けられるため、リフォーム等に関する経験や知識が乏しくても希望に沿った部屋づくりができる。改装費用は予算内に調整をすれば、全額オーナーが支払う場合が多い。
オーディオバス(おーでぃおばす)
オーディオバスとは、オーディオ機器やスピーカーを使用して音楽が聞けるバスルームを指す。手持ちのオーディオ機器を接続できるので、好きな曲を流したり、ラジオ番組を聞いたり、カラオケができたりとさまざまな使い方ができる。オーディオバスには浴室とスピーカーの一体型タイプと、置き型のスピーカータイプの2タイプがある。一体型タイプは浴室天井点検口のフタを使用した特殊なオーディオを搭載しており、置き型タイプは防水機能が搭載されたワイヤレススピーカーが主流である。
オーディオルーム(おーでぃおるーむ)
オーディオルームとは、室内に防音・音響対策がなされ、別の部屋にいる家族や近所に迷惑をかけずに音楽を楽しめる部屋を指す。
さらに、自分一人だけで楽しむための個室という位置づけではなく、家族や友人たちとともに楽しめるように、リビングや応接間に設置し、コミュニケーションを広げる場としての使い方もある。大画面でビデオや映画を見たり、ホームパーティーでカラオケを楽しんだりと、音楽を楽しむ以外の使い方もできる。
オートバス(おーとばす)
オートバスとは、お湯張りや温度調整、追い炊きなどのシステムがついた浴槽を指す。
浴槽内の湯量や温度が設定時から変化すると、一定の時間、自動的に足し湯や追い炊きをするフルオートバスと、入浴後に手動でボタンを押して足し湯や追い炊きをするセミオートバスがある。お湯張りや温度調節などを、キッチンなど他の場所からでも操作することができるものもある。
オートライト(おーとらいと)
オートライトとは、明るさやモノ・人の気配をセンサーで感知して、自動的に点灯・消灯する照明を指す。
オートライトには、暗くなると点灯する光センサー付ライトと、人の動きを感知して点灯する人感センサー付きライトに分類される。
光センサーは街灯などで使用されていることが多い。人感センサーは、住宅の防犯対策としても有効であり、玄関やエントランスのほか、賃貸住宅の共用部へ設置する場合もある。
オートロック(おーとろっく)
オートロックとは、マンション・アパートのエントランスといった共用部分や個別の玄関に設置される。 施錠は自動で行われ、解錠方法には鍵や専用カード、非接触チップ、近年ではスマートフォンをかざす方法や、暗証番号を入力したりするなどいくつかのパターンがある。なお停電時は自動解錠されることが多い。このシステムでは住民以外の人が建物内に入りにくく、不審者やセールスの侵入防止が期待できる。また電子錠設備とインターホン設備のセットが主流で、インターホンは通話に加え録音・録画機能付きモニターの採用も増加している。
オーナーチェンジ(おーなーちぇんじ)
オーナーチェンジとは、入居者との賃貸借契約が継続したままの状態で行われる不動産売買を指す。
オーナーチェンジは、投資用のマンションでよくみられる売買形態である。賃貸借契約の内容は、新しいオーナーとなる買主がそのまま引き継ぐ。家賃収入をすぐに得ることができる一方、室内の確認が難しく、また入居者を選び直せない、などの側面もある。
オーナメント(おーなめんと)
オーナメントとは、装飾品や装飾用の付属品を指す。
季節やイベントごとに設置された飾りを指すことが一般的である。オーナメントの一例として、クリスマスツリーの飾りやハロウィンのカボチャ等がよく知られるが、誕生日やひな祭りなど、季節の行事や特別な日に合わせて装飾されるディスプレイやインテリアなどもオーナメントの一種である。
室内の装飾に限らず、一戸建ての外壁や玄関などに飾ったり、マンションの場合はエントランスやエレベーター内に飾られることも多い。
オーニング(おーにんぐ)
オーニングとは、建物の開口部に日よけや雨よけのために設けられた可動式テントを指す。窓、テラス、バルコニーなどの上部に差し掛け、角度や出幅を自在に調整することで、夏場に室内に入る太陽光をコントロールして室温の上昇を防ぎ、省エネルギー効果を得ることができる。また、色やデザインによって外観のアクセントにもなると同時に、屋外から建物内を見えにくくする働きもあり、プライバシー確保にも効果的である。形態は、開口部の上から斜め前に張り出すタイプ、垂直に下がるブラインドタイプ、幌型に丸く覆うタイプ、柱で支えるパラソルタイプなどがあり、可動方式は、手動、電動、両者の組み合わせの3種類がある。
オーニング窓(おーにんぐまど)
オーニング窓とは、複数の細長い窓ガラスを縦に連結した複合式の窓を指す。オーニングとは、英語で日よけ・雨おおいという意味である。
オーニング窓は、複数の窓ガラスは連動しており、ハンドル操作によって外側へと開閉ができる構造である。窓の開く角度を調節できるため、浴室やトイレ、マンションの廊下に、明かり取りや換気のために設置されることが多い。また外開きであることから、換気をしながらも、雨水の浸入を防ぐことができる。
似た構造の複合式窓にルーバー窓があるが、オーニング窓はそれぞれのガラスにサッシが付いていることから、ルーバー窓よりも気密性や断熱性が高いのが特徴である。サッシの素材として、アルミ、スチール、木材、樹脂などがある。
オーバーカウンター式洗面器(おーばーかうんたーしきせんめんき)
オーバーカウンター式洗面器とは、カウンター天板面の上から被せて取り付けた洗面器を指す。
カウンター天板面の上から、シンクや洗面器を被せたのち、ネジで固定する。コーキングを使って防水しながら、シンクや洗面器と天板面の部分を合わせる。施工性がよいのが特徴で、大型の洗面器も設置可能である。オーバーカウンター式洗面器にはさまざまな種類があり、インテリアに合わせてシンプルにもオシャレにもアレンジできることがメリットである。
オーバーハング構造(おーばーはんぐこうぞう)
オーバーハング構造とは、下の階よりも上の階が張り出している構造を指す。
上の階が張り出すため、その分の居住スペースを広くすることができ、敷地の有効活用が可能となる。オーバーハング構造の張り出した部分は、住宅であればリビングやバルコニーとして使用されることが多い。また、張り出した下階に生まれたスペースは、大きな庇のような状態で駐車場や玄関ポーチ、テラスに活用できる。
オーバーレイ合板(おーばーれいごうはん)
オーバーレイ合板とは、合板の種類の1つで、ポリエステル樹脂やメラミン樹脂・塩化ビニル樹脂のような合成樹脂と金属から作られている合板のことを指す。表面に塗膜を作る、あるいはシート状のものを貼りつけることをオーバーレイという。耐水性・耐熱性に強く耐摩擦性も高いため、家具や内装材において多岐にわたり使用される。
オープンガーデン(おーぷんがーでん)
オープンガーデンとは、一般住宅や施設などの庭をオープンに公開することを指す。
期間限定となっている場合や、事前申込が必要な場合があるなど、制限を設けていることも多い。
オープンガーデンの歴史は、1927年に英国のナショナル・ガーデン・スキームという組織から、チャリティーを目的に始まった。現在はニュージーランドやオーストラリア、カナダなど、世界の中でも比較的気候が穏やかで住みやすい国を中心に広がり、日本でもオープンガーデンを主催する人は増えている。日本国内では50以上のオープンガーデングループが活動しており、ガーデニングのスキルアップや、町づくりや人々の交流などさまざまな活動が行われている。
オープン外構(おーぷんがいこう)
オープン外構とは、住宅の敷地の周りに塀やフェンスなどをつくらない外構を指す。
低いフェンスや生け垣などで敷地を囲う場合もオープン外構に分類される。ガーデニングなどの趣味がある場合、敷地内の庭を見せることで、道行く人の目を楽しませることや、街並みづくりに配慮することができる。主なメリットは、塀やフェンスの設置や維持管理の費用がかからないため、クローズド外構に比べ費用が抑えられることや、自然光が屋内に差し込みやすく、採光を確保できることなどが挙げられる。