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IHクッキングヒーター(あいえいちくっきんぐひーたー)
IHクッキングヒーターとは、磁力線の働きによって鍋を発熱させる調理器具を指す。
電磁調理器ともいわれ、IHはInduction Heating(電磁誘導式)の略である。トッププレートの下にある磁力発生コイルから磁力線を発生させ、鍋底を通過するときにうず電流となり、電流の抵抗により鍋底自体が発熱する仕組みとなっている。
IHクッキングヒーターは熱効率が高く、ガス火と異なり引火による火災や事故が起きる可能性が低く、安全性が高いとされている。こまかい火力調節が可能で、一般的に、調理にムラが出ない、周囲が熱くなりにくい、夏場もキッチンが暑くなりにくい、掃除がしやすいといわれている。
ISM規定(あいえすえむきかく)
ISM規定とは、壁装材料協会(現在の一般社団法人日本壁装協会)により1995年(平成7年)に制定された、高品質のインテリア製品を供給するための自主規格を指す。Interior Safety Materialの頭文字をとって名付けられている。品質と健康に害を及ぼさない安全な壁装材が対象で、ISM規定適合商品にはISMマークを表示することができる。
ISO9001(あいえすおーきゅうせんいち)
ISO9001とは、国際標準化機構(ISO)が策定する、企業や組織が提供する商品やサービスの品質向上を目的とした品質管理システム(QMS)の国際規格を指す。
一貫した製品並びにサービスの提供と顧客満足の向上を実現するための品質マネジメントシステムの要求事項を定めているもので、業種・業態を問わず、あらゆる組織が利用し、認証を取得することができる。
I型キッチン(あいがたきっちん)
I型キッチンとは、コンロ・シンク・調理スペースを横一列に配置したキッチンを指す。
壁付けで設置されることが多く、調理などを平行移動だけで行うことができるシンプルな構造である。リビングやダイニングとの対面キッチンとして設置する場合もある。
横幅を調節できるのでレイアウトの変更がしやすく、設置スペースをコンパクトにしたミニキッチンにすることもできる。
I形鋼(あいがたこう)
I形鋼とは、断面がローマ字のIの形状になった鋼材を指す。強度の強さが特徴であり、主にクレーンの走行レーンや土木用の杭などに使用される。また、トロリーやホイスト、ウィンチなどの装置の滑車用としても用いられている。I形鋼はH形鋼と形状などが似ているが、H形鋼は外側の板であるフランジの厚みが均一となっているのに対し、I形鋼は丸みを帯び勾配がついているため、建築物の構造部材で使うことは無い。
I型手すり(あいがたてすり)
I型手すりとは、床に対して垂直に取り付けられた1本の縦型手すり、もしくは床に対して平行に取り付けられた1本の横型手すりを指す。その見た目がアルファベットのIの字に見えることからI型手すりと呼ばれる。縦型と横型があり、縦型は浴槽に入る際や、椅子やトイレでの立ち座り、玄関から室内へ上がる時など、主に身体を上下に動かす際に補助をする。横型は姿勢を保持するため、または歩行の補助のために使用される。
I型配列(あいがたはいれつ)
I型配列とは、ローマ字のIの形にしたキッチン天板レイアウトを指す。流し台シンク、作業台、コンロ、冷蔵庫などを直列させる最もシンプルな配置方法である。細長いキッチンスペースで、壁際に配置することができるため、単身者用のアパートなど1Kの物件では多く取り入れられる。場所を取らずに一連の調理作業を、横方向の直線移動だけで行えるというメリットがある。横幅が広すぎると移動距離が長くなり非効率的なため、幅は250~300cm程度が目安となる。
Iターン(あいたーん)
Iターンとは、生まれ育った故郷以外の地域に就職・移住する行為を指す。主に大都市圏で育った人が地方の企業に就職する場合に使うことが多い。地方出身者が就職を機に故郷へ戻るUターンに対し、大都市圏の出身者が地方へ就職する流れがIの字のように真っすぐになるため、Iターンと呼ばれている。
IT重説(あいてぃーじゅうせつ)
IT重説とは、賃貸物件に関する重要事項の説明を、対面以外の方法であるインターネットなどのITツールを用いて行う手段を指す。
宅地建物取引業法では、契約時に重要事項の説明が義務付けられており、従来は宅地建物取引士が契約者に対面で重要事項の説明を行わなければならなかったが、2017年10月よりIT重説が運用されるようになった。
IP電話(あいぴーでんわ)
IP電話とは、IP(Internet Protocol)という通信方式を利用した電話サービスを指す。
インターネット回線を利用して音声を届ける通話方法であり、プロバイダなどの通信会社が提供している。
従来の電話は、基地局を経由して相手に直接声を届けていたが、IP電話はメールなどと同じように声をデジタル化して、相手の元に届けて復元することで、通常の音声通話と同じように利用することができる。
1号物件(いちごうぶっけん)
1号物件とは、建築基準法により定められた高さが60mを超える超高層建築物を指す。
超高層建築物の耐震計算は、建築物の構造方法や振動の性状等に応じて、荷重や外力によって建築物の各部分に生じる力や変形を連続的に把握することにより構造耐力上の安全を確かめるもので、コンピュータを用いることからコンピュータ設計等と呼ばれることもある。耐震偽装問題が契機となり、2006年の建築基準法改正により、専門家の再計算、チェック制度が導入された。
1畳(いちじょう)
1畳とは、不動産取引の表示においては、1.62m2を畳1枚分の基準とする広さを指す。
旧来より住宅の間取りの広さは畳1枚分を基準として表記されてきたが、そもそもの畳の大きさが地域などで異なる欠点があった。「不動産の表示に関する公正競争規約」では、消費者の正しい選択につながるよう「1畳当たりの広さは、1.62m2(各室の壁心面積を畳数で除した数値)以上」と定めている。
1620サイズ浴室(いちろくにーぜろさいずよくしつ)
1620サイズ浴室とは、内壁の幅が160cm、奥行きが200cmのユニットバスを指す。1.25坪サイズバスとも呼ばれる。高さはさまざまなものがある。浴室のサイズには、他に1216、1317、1616、1717、1624サイズ等がある。一般的なマンション用の浴室の広さは1620サイズや1616サイズ(幅160cm、奥行き160cm)の1坪タイプで、1620サイズは1616サイズに比べゆとりのあるタイプと言える。
AE剤(えーいーざい)
AE剤とは、コンクリート用の化学混和剤の1つで、空気の泡を混入してコンクリートを型枠の中に打設しやすくする界面活性剤を指す。
AEは「Air Entraining」の頭文字で「空気連行」を意味する。本来、コンクリートに空気が入ると強度が低下してしまう。しかし、AE剤を入れると、コンクリート中に多くの独立した微細な球形の空気泡が連れ込まれてボールベアリングのような作用をするため、セメント粒子の流動性が増し、混入する水の量を減らせる。水量が減るとコンクリートの強度が高まる。空気連行による強度低下と減水による強度アップが相殺される結果、マイナスの作用をなくして、型枠への充填性の改善、ジャンカなどの打ち込み欠陥の防止になる。
また、凍結融解に対する抵抗性も高い。セメント粒子を分散する作用を持つ減衰剤の機能を複合したAE減衰剤が多く使われている。
ALC工法(えーえるしーこうほう)
ALC工法とは、ALCを使用した工法を指す。
ALCとは、主に外壁や床などに用いられるコンクリートで、Autoclaved Lightweight Concreteの略称である。珪石、セメントなどの主原料に発泡剤で多孔質化させた軽量気泡コンクリートである。軽量で施工しやすく、遮音性、断熱性、耐火性が高い。
ALC工法を取ることで、外気温に左右されにくく、火に強い建造物となる。また、通常のコンクリートよりも軽量なので、骨組や地盤に大きな負荷がかかりにくくなる。
ADSL(えーでぃーえすえる)
ADSLとは、Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者線)の略で、一般のアナログ電話回線を用いた高速デジタルデータ通信技術を指す。
デジタルの情報をアナログの固定電話回線に乗せる技術によって、一般家庭から常時大容量のインターネット接続ができるようになった。
以前はADSL方式のインターネット接続を導入しているところが多かったが、最近では通信速度や安定性に優れている光回線が普及している。
なお、ADSLは2021年4月現在、大手通信事業者などの企業が提供しているが、2023年1月末~2024年3月末にかけて廃止、終了が予定されている。
ABS樹脂(えーびーえすじゅし)
ABS樹脂とは、耐熱性・機械的強度・耐油性に優れた「アクリロニトリル」、耐衝撃性に優れた「ブタジエン」、光沢性・加工性に優れた「スチレン」から成るポリマーで、白色半透明のプラスチック素材を指す。
3つの物質の特性を合わせ持つ素材として、テレビや冷蔵庫、掃除機、カメラ、パソコン、プリンターなどの筐体や、プラモデルなどのおもちゃ、文具、スポーツ用品や楽器、車の内装部品や工業部品、3Dプリンターの材料と、幅広い分野で利用されており、生活に欠かすことができない材質の一つとなっている。なお、「ABS」は前記3つの頭文字をとったものである。
HI管(えいちあいかん)
HI管とは、硬質塩化ビニルを素材とした耐衝撃性のパイプを指す。
水道管や下水道管、気体を通す通気管やケーブルを通す保護管等に用いられる中で、特に寒冷地での使用や、施工時における外部衝撃や他工事によって受ける衝撃破損事故を防止する場面で使用される。内面が滑らかで腐食に強く、軽量で施工性にも優れるポリ塩化ビニル製のパイプ、通称「塩ビ管」の中で「HI管」は硬質塩化ビニルを素材としており、HIは、英語で耐衝撃性を意味する「High Impact」の頭文字からつけられている。HI管を曲げて配管したい場合は、本体を曲げるのではなく継手(つぎて)というTの字型やYの字型をしたパイプと接着剤で接合して使用する。
H形鋼(えいちがたこう)
H形鋼(えっちがたこう)とは、断面がHの形になった形鋼を指す。形鋼は一定の断面形状に成形された、在軸方向に長い鋼材の総称である。H形鋼は、他の形鋼に比べると、重量当たりの曲げ剛性や曲げ強度である断面効率が優れているという特徴がある。道路網の整備や建物の高層化、都市の再開発、土地の造成などに使用される建設資材である。建物、船舶、橋梁などに用いられる構造材用と建築物、高速道路、橋梁、岸壁などに用いられる基礎杭用に分けられる。垂直ロールと水平ロールからなるユニバーサル圧延機で作られ、H形の横の部分は「ウェブ」縦2本の部分は「フランジ」と呼ぶ。
HT管(えいちてぃーかん)
HT管とは、耐熱ABS樹脂や後塩素化塩化ビニル樹脂を素材としたパイプを指す。
水道管や気体を通す通気管、ケーブルを通す保護管等に用いられるが、高温域で安定して使用でき、耐久性、保温性にも優れているので、主に給湯配管に用いられる。内面が滑らかで腐食に強く、軽量で施工性にも優れるポリ塩化ビニル製のパイプ、通称「塩ビ管」の中で「HT管」は耐熱ABS樹脂や後塩素化塩化ビニル樹脂を素材としており、他の種類と見分けがつくよう、茶色の製品が多い。HT管を曲げて配管したい場合は、本体を曲げるのではなく継手(つぎて)というTの字型やYの字型をしたパイプと接着剤で接合して使用する。