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「ふ」から始まる用語一覧

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  • ブリキ板(ぶりきいた)
    ブリキ板とは、スズをメッキした薄い鋼板を指す。 「錫引き鉄板」とも言う。耐食性が大きいが、メッキが損傷して鉄面が露出すると錆の進行は速い。主に玩具、缶製品、食器などに用いられる。かつては建造物の屋根葺き材としても使われた。亜鉛メッキのトタン板よりも耐久性は低い。製法としては、古くは溶融メッキ(熱せき法)が主流だったが、第二次大戦後は電気メッキ法が増えている。語源は「薄い鉄板」を意味するオランダ語の「blik」と言われる。
  • ブリティッシュカントリースタイル(ぶりてぃっしゅかんとりーすたいる)
    ブリティッシュカントリースタイルとは、イギリスの伝統的な田舎暮らしを思わせるインテリア様式やデザインのことを指す。素朴で温かみがありながら、格調の高さを演出できるのが特徴である。オーク材やナチュラルな風合いのパイン材・チェストナット材などぬくもりが感じられる木材や鉄製の装飾などが家具に施される。石造りの家もブリティッシュカントリースタイルの一種である。
  • ブルーノチェア(ぶるーのちぇあ)
    ブルーノチェアとは、20世紀を代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインした椅子を指す。 チェコのブリュン市で設計された住宅のダイニングチェアとしてデザインされたもので、ブリュン市のチェコ語読みにちなみブルーノチェアと命名された。建築物に用いられるカンティレバー構造(片持ち構造)を基に設計されており、前脚のみで座面を支持しているのが特徴である。重さをかけるとフレームがしなり、やわらかい座り心地となる。素材や製法、仕上げなどに完璧を求めたことから「欠点のない室内装飾品」と呼ばれた。
  • ブルックリン様式(ぶるっくりんようしき)
    ブルックリン様式とは、アメリカのニューヨーク州にあるブルックリン地区から生まれた、インテリア様式やデザインのスタイルを指す。ブルックリンは、工業地帯で工場や倉庫が多かったことから、「インダストリアルスタイル」とも呼ばれる。レンガやタイル・コンクリートを使用した内装、無垢の古材など、ビンテージ感の強い素材を用いていることが特徴である。
  • ブレース(ぶれーす)
    ブレースとは、建造物に強度を持たせるための線状の補強材を指す。主に鉄骨造などで使われることが多い。素材は鉄筋やアングルなどがみられる。梁や柱などで四辺形に組まれた軸組に、対角線状にブレースを入れることで引張力が働き、風や地震などの横からの力に対して建物が変形するのを防ぐ役割を持つ。木造で使用される「筋かい」と使用方法が似ている。
  • ブローンアスファルト(ぶろーんあすふぁると)
    ブローンアスファルトとは、石油精製時にできる軟質のストレートアスファルトに重質油を混ぜて加熱し、空気を吹き込んで酸化させることによって固さを増した改質アスファルトを指す。通常のアスファルトとは異なり、常温でも粘性の高い液状とはならない。同じ石油アスファルトであるストレートアスファルトに比べると、弾力性が高く、固いことが特徴である。耐水性・耐候性にも優れており、防水・防湿目的で用いられることが多い。主に建築材料として特化したアスファルトで、ルーフィング・塗料・建材として用いられている。その他、構造物の防水箇所、舗装道路の目地、ブロック、タイル、接着剤の材料などにも用いられる。
  • ブロックキッチン(ぶろっくきっちん)
    ブロックキッチンとは、コンロや流し台、調理台、吊戸棚などがそれぞれ独立しており、ワークトップが一続きでないキッチンを指す。 コンロ、流し台、調理台などが一体化しているシステムキッチンとは異なり、それぞれを組み合せて設置するため、レイアウトや間口を自分好みに仕上げることが可能である。デザイン性や機能性においてハイレベルなものが多く、台が劣化したり壊れたりした場合は、交換したい部位だけを取り替えることができるため、リフォームの工期が短く済む。
  • ブロック造(ぶろっくぞう)
    ブロック造とは、石やレンガ、コンクリートブロックなどを積み上げて、モルタルなどで補強した壁をつくる工法を指す。日本では、ブロックだけを積み上げた建物を建設することは許可されていないため、必ず鉄筋を通す必要がある。そのため、一般にブロック造建築と呼ばれるものは、補強コンクリートブロック造建築や、型枠コンクリートブロック造建築のことを指す。強度による制限でブロック造の建物には階数制限があり、最高でも3階までしか建設できない。ブロック造は、耐火性や耐久性に優れている上に、断熱や防音の効果も高いのが特徴である。建設費も鉄筋コンクリートよりは低めに抑えられるので、個人住宅や倉庫などの小規模な建物に採用されていることが多い。
  • ブロック積み基礎(ぶろっくづみきそ)
    ブロック積み基礎とは、ブロックを積み上げて作った、柱や土台を上に載せる基礎を指す。車庫や物置などの軽微な建物に採用されることが多い。 ブロック積み基礎を採用するメリットには、工程が少なく施工スピードが速いこと、比較的コストを抑えられることなどが挙げられる。
  • ブロック塀(ぶろっくへい)
    ブロック塀とは、コンクリートや石材、煉瓦などのブロック状の建材を積み上げて作った塀を指す。 一般的にはコンクリートブロック塀を単にブロック塀と言っている場合も少なくない。 コンクリートブロック塀は、基礎の上にブロックを積み、その内部に縦横に鉄筋を配し隙間にモルタルを充填した構造だが、耐震性は高くないとされている。そのため国土交通省では、高さ2.2m以下、厚さ10cm以上、控え壁の設置、コンクリート製基礎の採用、傾き・ひび割れがないことを安全性のガイドラインとして示している。しかし、良好な施工であっても壁内部のモルタルや鉄筋に劣化は発生し、鉄筋は20年程度でサビが現れるとされる。
  • 文化財保護法(ぶんかざいほごほう)
    文化財保護法とは、文化財を保存・活用することを目的として制定された法律を指す。文化財を有形文化財、無形文化財など、6種類に分けて定義している。また、その中でも重要なものを国宝、重要文化財、史跡などとして、国が指定し、特に保護をおこなう。 土地に埋蔵されている文化財(埋蔵文化財)を発見した場合、土地の所有者や占有者は文化財の現状を維持したまま、文化庁長官に対して届け出を出さなくてはいけない。また土木工事や調査などで文化財を発掘する際も、着手する60日前までに届け出を提出する必要がある。
  • 文化施設(ぶんかしせつ)
    文化施設とは、芸術活動や文化活動のために使用する施設を指す。具体的には、美術館、博物館、科学館、劇場、コンサートホール、スポーツ施設、図書館、公民館、多目的ホール、民芸館などが挙げられる。文化施設があることにより、新しい芸術に触れたり、普段は接することのない文化を体験できたりする。特に子どもの成長において日頃から芸術、文化に触れさせることは重要であるため、子育ての環境に文化施設が必要とされる。多くの文化施設では、飲食店やショップが併設されているので、住民の交流の場にもなる。また、災害時には避難所にもなる。
  • 文教地区(ぶんきょうちく)
    文教地区とは、市区町村が制定する都市計画法により定められた特別用途地区の一つを指す。 小中高等学校や大学、研究所などの教育研究機関や、美術館や博物館、図書館などの文化施設が多く所在する。また、市区町村が制定する条例により、教育や研究、文化活動をする上で、環境の悪化をもたらすようなパチンコ店やバー、映画館、劇場、モーテル等の建設を制限している。文教地区に指定された地区は、閑静な住環境で利便性が高く、資産価値が高いことが多い。景観が整っており、公園などの緑地が多い点も特徴である。また、比較的治安が良いことから、子育て世代を中心に人気を集めている地区である。
  • 分譲賃貸物件(ぶんじょうちんたいぶっけん)
    分譲賃貸物件とは、分譲された住宅を新築または中古で購入した所有者が、賃貸に供与している物件を指す。種別において新築分譲される一戸建てが少ないため、分譲賃貸物件は、ほぼ分譲マンションの賃貸である。 分譲マンションは、賃貸用に建てられたマンションやアパートに比べて、一般的には仕様・設備・デザイン面でグレードが高いとされる。その分快適な暮らしが期待できるとして、貸し出し時に「分譲賃貸」と広告でアピールすることがある。
  • 分譲物件(ぶんじょうぶっけん)
    分譲物件とは、「分譲」が分割して譲渡することの略称であることから、広い土地を分割して販売する土地、その土地の上に建つ一戸建て、1棟を住戸ごとに販売するマンション、これらの総称を指す。 土地は分譲地、一戸建ては分譲一戸建てや建売住宅、マンションは分譲マンションとも言う。
  • 分電盤(ぶんでんばん)
    分電盤とは、それぞれの部屋に設置されているコンセント、照明、モータなどの機器に電気を分配する器具を指す。 一般的に、電力会社より家に送られた電気は、配電盤から分電盤で更に分けられ、1階や2階、それぞれの部屋のコンセントや照明に送られている。また分配のほか、漏電や使い過ぎで事故が発生しないよう、電気の使用状況をチェックする大切な役目も果たしている。内部にはアンペアブレーカー、漏電遮断器、配線用遮断器があり、使用限界を超えると、安全ブレーカーによってすばやく電気が止まる仕組みになっている。
  • プッシュプル錠(ぷっしゅぷるじょう)
    プッシュプル錠とは、押し引きでハンドルを動かして、玄関などのドアを開けるタイプの錠を指す。主に住宅の玄関ドアの錠前として使用される。プッシュは押す、プルは引くという意味なので、プッシュプル錠と呼ばれる。 プッシュプル錠には、グリップハンドルタイプ、レバーハンドルタイプ、プレートハンドルタイプなどがある。どのタイプも素材やカラーバリエーションが豊富で、玄関ドアのデザインを損ねない形状やカラーを選べる。
  • プッシュプルハンドルドア(ぷっしゅぷるどあはんどるどあ)
    プッシュプルハンドルドアとは、ドアノブではなく、プッシュプル式のハンドルがついているドアを指す。 玄関ドアの場合は、家の中から外に出る時は軽く押すだけで扉を開けられ、外から中へ入るときは軽くハンドルを引くだけで開閉ができる。簡単に操作できるため、大人から子供まで手軽に使うことができる。またスタイリッシュなデザインが多く、すっきりとした雰囲気を演出することができる。
  • プッシュプルハンドル(ぷっしゅぷるはんどる)
    プッシュプルハンドルとは、軽い力で押し引きするだけで開閉するハンドルを指す。 通常はドアノブを回したり押したりするという動作が必要になるが、プッシュプルハンドルはハンドルを押し引きする動作のみでドアが開閉する。力をかけずに開閉できるので、荷物を持ったまま片手だけでドアの開け閉めができる。また、玄関ドアとして採用する場合、縦長のデザインが多く採用されている。上下の広い範囲で閉操作ができるため、車イスを利用する方や子どもでも操作しやすい。
  • プライベートリビング(ぷらいべーとりびんぐ)
    プライベートリビングとは、リビングの他に作られた家族や夫婦だけで使うリビングを指す。 リビングは1階の玄関から近い場所に設けるのが一般的である。家族が過ごすスペースであっても、来客がある時など他の家族はくつろぐことはできない。一方で、プライベートリビングは家族だけのものなので、気兼ねすることのないプライベートな空間になる。そのため、2階や外から部屋の中が見えづらい場所に配置することが多く、趣味やライフスタイルに合わせて設けられる。まだ小さい子どもがいる場合には、キッズスペースとしても使用できる。
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